原田のゴミタメ。

私が語ることは、すべて接頭に「私にとって」が与えられねばならない。我儘で、自分勝手で、醜く幼い私の誇大妄想。私的な論理の飛躍は決して万人に敷衍されてはならないが、万人が私の妄想を否定したとき、もはや私には生きる必要がないと思われる。せつに、そう思うのである。

2020-01-01から1年間の記事一覧

どうでもいいけど、仮面浪人ってチートっぽいですよね。 同回生でありながら技能や知識、経験は段違いだし、そもそも要領がいいし。 仮面浪人できるだけの財力というか、実家が太いのも羨ましいですしね。 (金銭的に厳しい中苦労して仮面浪人やってる人もい…

醜人。

醜い人間はそれだけで罪なのだ。 常に自己を責め立てる義務と、常に他者から侮蔑と嘲笑を受ける罰と、一切の安息を許されない罰を受けねばならない罪人なのだ。 「死は救済」? 黙れ。 あらゆる希望や誤魔化し文句、安息や向上を求める輝かしい努力。 それら…

メモ

学問の檻のうちにある思想は、如何様にも解剖できる。徹底的に暴かれ死体と化した上で、一般に膾炙する。 しかし檻を抜け出て運動と化した思想は、もはや手に負えない猛獣であり、人々はまず恐怖でもってそれらを駆逐せんとする。 無学ゆえ断言はできないが…

雑記

人情として、なんとなく哲学者には達観していて欲しいと思ってしまうのだけど、というか、哲学者というものはいざ伝記を紐解けば、達観しているというか、別の次元でぶっとんでいて、「はえー」となるわけだけれど、実際同時代に生きた人からすればそんなこ…

「社会に感謝せよ」

「社会に生かされているのだから感謝しなさい」という言説は,内心の自由として認められはせよ,決して強制にはなりえない. そもそも「人が生きていける」というのは,社会が社会であるための必要条件である. 逆に言えば,「生かされる人が存在しているお…

人を恋愛に駆り立てるものは何だ。 動物的な、いわゆる「本能」か、 あるいは心委ねる安息を求める衝動か、 あるいは「それが普通であり当然だから」という、劣等感に対する恐怖か。 第一の場合は肉体的恋愛であり、 第二の場合は精神的恋愛であり、 第三の…

メモ

私の全ての認識はあらゆるものを闘争の相の下に見ることに基づく。 いずれこの根幹にも懐疑を向けねばならない。 悪意は悪があるからこそ成立する。 ならば、悪そのものに悪意はないのではないか。

将来私がどこに住うのか、現時点では皆目見当もつかないが、少なくとも、少なくともルーツがあの素晴らしき弘前にあるというのは、救いである。

妄言。

集団の努力を感動的に、美談的に、健全的に、否定が許されないほど正当なふうに絶賛する人間は、個人的な努力に対しては白痴の如くである。 むしろ、その「神聖な」集団的努力のために個人的努力を愚弄し潰しにかかる狂人である。

私にとっての社会

ある人が嘆く。 「私は人生経験が貧しい」 「人生経験が豊富な人が羨ましい。不公平じゃないか」 ある人の知り合いは、ある人に交際経験があることを知って、嘆く。 「なんだなんだ。私は人を好きになったことすらないのに、貴方はそれでいて経験が貧しいな…

壇上に立ち夥しい数の人間を前にして、それでもなおたじろぐことなく、一切の迷いもなく、堂々胸を張って、「そうである」と断言できるもの。 それだけが、真に血肉となった知識である。

現代社会は徹底的な人間の苦悩の上に成り立っている。 「考え方を変えろ」は人格否定に他ならない。 自己を否定し、自己を欺き、徹底的に苦悩しなければ社会では生きてゆけない。 このような社会は屑であり、本来的に貢献する義務も義理も価値もない。 集団…

私的童貞観。

童貞というのは一つの精神的枷である。 この枷に囚われた人間は、自身の劣等と醜く膨れた膿的な腫れ物に対するような自己嫌悪、現状憎悪、羨望、自己欺瞞(※)に囚われ、溌剌な精神的自由から最も離れた不潔な見世物小屋に放り込まれている。 これは一種の幻…

自室にて。

「今宵も精神のコペルニクス的転回がやってきました。そこまでです」 「あーあ。また最奥には至ることができなかった」 ポワーン。

友人から借りた漫画を読み、もはや創作中の人物の充実や笑顔にすら劣等感を覚える自分に気がついた。 もうだめかもしれない。

雑記

一つの、主観的な真理として、徹頭徹尾、この世界は地獄である。 人間が軽蔑という概念を、嫌悪という概念を、嘲笑という概念を、他者の評価という概念を持つ限り、すなわち、我々が「他者を見る」という行為から逃れられない限り、これは真理である。 一切…

教説:世界は私の表象である。

あの荒唐無稽な試行から何年になるのか。 学生時代、未だ精神的幼稚であることに気を病み、私は独り放浪の旅に出た。行あたりばったりの、あてどない旅路において、私は見るものすべてを自分本位に解釈し、恣意的な理解体系に組み込んだ。それしかできなかっ…

雑記。

目的や特徴といった概念、そもそも概念自体からして人間に固有のものであり、その視点や思考体系を他の生命にまで敷衍して一般化することは無意味なのではないかと思ったが、そもそも人間が認識する全ては徹頭徹尾人間が恣意的に扱うものであり、万物は人間…

社会における道徳や健全の過度な徹底は、逆説的に人間本来の野蛮を強調する。

小旅行

そこらの大学生よりもよほど規則正しい生活を営んでいるカラスは、朝が早いものである。故に私は「カラスが鳴いたら朝」としているのであるが、そうこうしているうちに今日もカラスが鳴いた。徹夜である。コーヒーを入れて誤魔化しているので(科学的根拠は…

雑文「ありふれた話」

ありふれた話 ある田舎町に幼い兄弟が暮らしていた。弟は活発な気質であり、よく近くの森に遊びに出ては親兄弟をハラハラさせていた。兄は物静かな気質で、弟とは対照的にずっと本ばかり読んでいた。晴れた休日などは、木陰で読書する兄と近くの茂みで遊ぶ弟…

総理生の精神状態の一例。(劣カイエ)

以下に並べるのは2019後期からの筆者の精神状態の記述である。 私はこの罵詈雑言を、孤独な総理生の精神の一例として提出する。 大多数の方々にとってこれは幼稚の極みであろう。 新入生の御方々が同様の精神状態に追い込まれることを切に願う。 ——総論(202…

不幸の分析において、人は他者から解放される。 不幸自体は徹頭徹尾当人に属し、いかなる比較も不当である。

古い物件 土淵川沿いをにこにこ(※)しながらゆくと、弘高下駅の左手に古びた物件が見えてくる。その物件は蔦に覆われており、往来に面した入り口に「whiskey」とあることから酒場の類であることが見て取れる。日中は死んだように静かであるが、日が落ちると…

ただ「サイコパス」だの「狂気」だのとして片付けるにはあまりに惜しいものがある。 時としてそれらは安息や充足を伴いながら衆愚に貶される。

メモ ショーペンハウアー的「意志」による人間関係。 「強い自我」の存在は、他人の否定と直結する。 意志の客観化は、無理に数量化するならば有限である(?)。 (この点は、荀子の思想に関連するのかもしれない。すなわち、この世に存在する「幸福」は有…

成功者のアドバイスほど不快なものはない。 成功者は皆口を閉さなければならない。

田舎は物理的に不便であり、都市は精神的に不便である。 田舎の最大の欠点はモノがないことであり、都市の最大の欠点は人がいることである。 田舎の欠点は無知により守られるが、都市の欠点は何者によっても取り返しがつかない。

私の話を聞いてくれない人の話をなぜ聞かなければならない? これまでずっと聞いてきた。そろそろ私の話を聞いてくれたっていいじゃないか。 こう思った時、すでに私の周りに人はなかった。

運動は常に否定を伴う。 故に醜く、不快である。