原田のゴミタメ。

私が語ることは、すべて接頭に「私にとって」が与えられねばならない。我儘で、自分勝手で、醜く幼い私の誇大妄想。私的な論理の飛躍は決して万人に敷衍されてはならないが、万人が私の妄想を否定したとき、もはや私には生きる必要がないと思われる。せつに、そう思うのである。

現代社会は徹底的な人間の苦悩の上に成り立っている。

「考え方を変えろ」は人格否定に他ならない。

自己を否定し、自己を欺き、徹底的に苦悩しなければ社会では生きてゆけない。

このような社会は屑であり、本来的に貢献する義務も義理も価値もない。

集団主義社会の崩壊は人間精神の自由の実現に他ならない。