原田のゴミタメ。

私が語ることは、すべて接頭に「私にとって」が与えられねばならない。我儘で、自分勝手で、醜く幼い私の誇大妄想。私的な論理の飛躍は決して万人に敷衍されてはならないが、万人が私の妄想を否定したとき、もはや私には生きる必要がないと思われる。せつに、そう思うのである。

毎朝、鏡を見て吐き気を催す。

徹底的に醜い容姿。

醜い鼻声。

殴りたくなる。

顔の皮を剥いでしまいたい。

こんな気持ち悪い容姿の化け物が街を歩くのは害悪であろう。

ただ、醜い。