原田のゴミタメ。

私が語ることは、すべて接頭に「私にとって」が与えられねばならない。我儘で、自分勝手で、醜く幼い私の誇大妄想。私的な論理の飛躍は決して万人に敷衍されてはならないが、万人が私の妄想を否定したとき、もはや私には生きる必要がないと思われる。せつに、そう思うのである。

頑張るしかない。救いは、無い。

頑張るしかないじゃないか。

 

他者なんて関係ない、あいつらはみんなで集まって、和気藹々と頑張っているが、それができないぼくは独りで頑張るしかないじゃないか。

 

みんな間違っているような眼でこっちを見てくるけど、頑張るしかないじゃないか。

みんな頑張る以外にも楽しそうなことをしているけれど、頑張るしかないじゃないか。

醜いぼくは、死ぬまで頑張るしかないじゃないか。

 

惨めに見えるけど、それしかないんだから。頑張るしかないじゃないか。

もういいから。

友達だとか。

恋人だとか。

充実だとか。

幸せだとか。

そういうものは、もういいから。

無理だって無駄だってもうわかったから。

痛いほどわかったから。

もうただ頑張るしかないから。

 

だからせめて、あっちを向いててくれないかな。

こっちを見ないでくれないかな。

あなたの眼が、苦しいんだ。

 

それでも手を差し伸べる気ならさ、

ぼくの目の前で死んでくれよ。