原田のゴミタメ。

私が語ることは、すべて接頭に「私にとって」が与えられねばならない。我儘で、自分勝手で、醜く幼い私の誇大妄想。私的な論理の飛躍は決して万人に敷衍されてはならないが、万人が私の妄想を否定したとき、もはや私には生きる必要がないと思われる。せつに、そう思うのである。

美しき者どもの殺害。

醜い人間への救済は、もはや「手を差し伸べる」と言った真綿のような遊戯では誤魔化すことができない。

それは、「美しき者ども」の否定、具体的には殺害、蹂躙、身の焼ける苦痛や苦悩の強制によってしか、達しえない。

何をしても醜い以上、自分を映す全ての鏡を破壊せねば、彼に安寧はない。

自身の苦痛に焼かれる人間が、外的な全てに阿ってやる動機は、存在しない。

全て殺せ。