原田のゴミタメ。

私が語ることは、すべて接頭に「私にとって」が与えられねばならない。我儘で、自分勝手で、醜く幼い私の誇大妄想。私的な論理の飛躍は決して万人に敷衍されてはならないが、万人が私の妄想を否定したとき、もはや私には生きる必要がないと思われる。せつに、そう思うのである。

夢。

夢や希望といった白々しい仮面を剥がせ。

それは欲望と何が違うのか。

全てが醜い欲望、エゴイズムに還元される。

夢や希望という見せかけの安看板にしがみつく馬鹿者は、腐った道徳の奴隷である。

もっとも、腐敗なき道徳など存在しないが。