見渡す限りが濁った黒で、それでも混じり気のない黒で構成される、心なしかぬめぬめとした海の、便宜上ど真ん中。 そこに一本の白い円筒が刺さっていた。遠目に見る分には細長い円筒であるが、接近したならば星間ロケットほどの質量を感じられるであろう。円…
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